【イチジクの品種一覧: 120種類の特徴と風味の違いについて】

趣味栽培をきっかけに蒐集したイチジク品種一覧リストです。

イチジク苗の品種一覧 (イチジクの種類)ちょっとしたイチジクの事典です

イチジクの品種と特徴の一覧です。イチジクは非常に多くの種類があり、日本に100品種程度が存在します。イチジクの歴史は古く、中には古代や中世から存続していると思われる品種もあります。中には非常に甘く風味が良い品種もいくつもあるようです。従来の桝井ドーフィンとは違った味をお求めの方に日本で購入可能な品種を中心にリストアップしました。最新の品種についても原文に忠実に詳しく翻訳しています。

使い方:Crtl+Fで品種名などを入力してお使いください。

イチジク

イチジクの夏秋兼用種

兼用種といわれているものです、地域によっては1季なりや、1年中温暖な地域では四季なりになるかもしれません。

あ行のイチジク

アーチペル
Archipel。果肉はちみつ色(黄~黄緑)で大果。とても薄い皮で黄緑色で皮ごと食べられます。早生~中生で実りは信頼できます。(Archipel: fig4fun説明文) USDAの記録内容によるとアーチペルの目は開いています。 
アーティナ
果皮黄色~黄緑色で果肉は淡い琥珀色で中心部がピンクがかり豊産性。
アビク
Abicou。50g~60g。果実の果皮は黒く縦長に伸びる。果肉は淡い琥珀色。2015年にLYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認、完熟果は非常に甘いそうです。(Abicou: 仏Baud説明文
アリソン
アルマ
Alma。果皮緑色~黄色で赤みのある琥珀の果肉。耐寒性あり。1940年にテキサスのA&M大学でリリースされ1974年にテキサスのAgricultural Experiment Stationが紹介しました。ルイジアナ州のLSUも紹介している品種のひとつ。種子の感じが少なく非常に甘くて繊細な風味、品質も素晴らしい。目は小さく果実の腐敗に強いとされる。生産性高い。2015年にLYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認、その説明文にも閉じた目をもち悪天候でも腐敗しないと書かれていました。"LSU Luisiana Figs"によるとアルマは中から大の丸型の形の果実のイチジクです。淡い黄褐色からブラウンの果皮をもちます。目の大きさは中で樹液(ハニーデュー、甘い蜜)で覆われています。木は高い生産性がありルイジアナ州では7月から8月にかけて収穫期を迎えます。果実は少ない種子がありとても甘いです。(Alma: Fig4Fun説明文)USDAの記録内容によると、アルマは中果で淡い黄色の皮に琥珀色の果肉の果実で種子と目は小さいです。生食にもドライイチジクにも適します。寒さに敏感で小さな木です。アルマは一季目の生産性はありません。目は開いています。血統はVernino X Hammaの系譜です。日本では販売サイトlynxにて二季なりとされています。
イスラエル(ドリーミースイート)
果皮黄緑。赤肉。ドリーミースイートと別名を付けての販売が見られる。
エクセル
Excel。カドタより小さな目をもつ黄緑色のイチジク。生食からドライイチジク、缶詰まで適する。改良カドタとしてアイラ・コンディットが開発。20ドル。USDAの記録によると、目は開いており、早期生産性(二季なり性と筆者は解釈)があり…(略)…カドタの系統ではないかと疑われている。ハワイにおいて糖度や風味はそれほどでもない。hawaiifruit.netの評価によると、味は10段階中の6で果肉はさっぱりとリッチの中間で風味はハチミツタイプ。2017年9月よりlynx fruit netで販売開始。 Exell Fig Youtube
LSUエバービーリング
LSU Everbearing。「果皮黄緑。琥珀色の果肉。乾燥した天候で品質がよくなる。糖度高い。とてもよい品質といわれます。 (LSU Everbearing: Fig4Fun説明文)LSU発のものは、ほかにLSUゴールド、LSUパープルがある。LSUゴールドはルイジアナ州立大学(LSU)が発表し、大果で甘いイチジク。LSU Thibodeauxはルイジアナ州立大学が発表した黒イチジク。LSU Tigerもある。LSU Everbearingは公式にリリースされていません。2014年には我が国のイチジクマニアの垂涎の品種であり1万円程度と投機的な価格であったが2015年にはいち早く苗木を入手した人々によって量産され4~5千円程度、2016年には3千円程度に、秋には需要一巡し2千円台に下落。普通の栽培で糖度は20度台中盤、条件がよければ20度台後半になるようだ。小粒なので、10号程度の鉢植えでも栽培しやすい。筆者も流行に乗り苗木を入手してみたが、晩秋になるとカキやミカンの収穫のほうが気になって、気が付いたら多忙な秋にこの品種の存在感は無くなり蟻の餌に。この品種の栽培のメリットは小型の木なので鉢植えでも夏の水切れに中粒品種よりも耐えるところです。
LSUゴールド
LSU Gold。大きな黄色の皮に赤みさす。イチゴ色の果肉。A.J.Bullardがいうには驚きの風味。小さな目もち甘い汁が漏れます。栽培してみる価値があります。LSUで交配されたという噂があるも公式にリリースされていません。とても生産性があり、木の生長は早く裂果(Split)に抵抗性があり,とても甘く、おおきく、淡い黄色の果皮のイチジクです。高い人気があり、早く熟す品種です。(LSU Gold: Fig4Fun説明文)。"LSU Luisiana Figs"の紹介文によると、LSUゴールドは大きな黄色のイチジクで、明るい赤からピンク色の果肉です。なぜならLSUゴールドの果実は熟すと開いた目をもち、完熟になるまでにすぐに早く収穫しなければならないからです。というのも果実は高い湿度で熟れている間に損傷を引き起こすからです。LSUゴールドは生食と保存に良好な品質です。
LSUタイガー
LSU Tiger。"LSU Luisiana Figs"によると、この新しいイチジクは、時々ジャイアントセレスト(Giant Celeste)として知られています。それは大きなブラウンの果実で黄色から黄金色の果肉と部分的に閉じた目をもちます。果実はセレストの5日後に熟し明日15日間を超えて収穫は続きます。※日本にあるかどうかは未確認ですが、ついでに記しました。LSUの" ‘O’Rourke’, ‘Champagne’ and ‘Tiger’ Three new fig varieties from the LSU AgCenter "のリリース内容によると、LSUタイガーはセレストとC1の交配種から派生され育苗されました。その交配は1957年に作られエド・オ'ルークによって1961年に作出されL57-13-121として試験されました。タイガーの生産性は良い品質で、30-40mmの直径で50gmsの大果のブラウンの果実でより暗い茶色のストライプが多数の果実に見られます。その茶色のタイガー(L57-13-121)の果実は、わずかに遠心端が丸く短い首で茎に向かって少しずつ細くなっています。熟した果実は部分的に閉じた目をもちます。内部の色は黄色から黄金色で時々中心付近がソフトピンクになります。果実の熟期はセレストの5日から7日後に熟しルイジアナ州のバートンローグのエリアでは6月の第一週です。タイガーの主要な熟期の期間は15日間を超えセレストとフローレンティンと同程度です。今現在の栽培が推奨されるすべてのイチジクの品種の果実は過度の水分が与えられるといくつかの成熟の段階で裂果しひび割れが入ります。タイガー( L57-13-121)の外側の深い放射状のひび割れは2、3日間の雨が降った出来事の後に生じます。露地での評価はタイガー(L57-13-121)がセレストより深いひび割れが増える傾向が示されますがフローレンティンとマグノリアよりは少ないです。タイガーの木は活発で幼木のうちは倒伏したような成長をする傾向にあります。葉の茂りはLSU Goldと比べると密集しています。成熟したタイガーの葉はとても大きく掌状で5から7の裂片にはっきり葉が分かれています。初期の葉はへら形で縁に鋸があります。基本的なタイガーの葉の縁にも鋸(のこ、ギザ)があります。
LSUパープル
LSU Purple。とても信頼できる豊産性で早くから遅くまで収穫できるイチジクです。時々ベストなイチジクとして仲間に加わることがあります。コンテナ栽培で素晴らしく、成長が早いです。アメリカ南部天候の変動にも順応し海岸でもすぐれます。耐寒性ゾーンは8から9で7でも試みられています。小果から中果の高い生産性のあるイチジクで紫色の果皮にイチゴ色の果肉をもち素晴らしい風味で甘いです。閉じた目をもち損傷への抵抗性とコンテナ栽培に非常に適しています。南部の州では早くから収穫でき短い季節の気候でも育つことで有名です。1991年にLSUがリリースしました。(LSU Purple: Fig4Fun説明文)。E.N. O'Rourkeにより交配されルイジアナ州立大学でリリースされました。暖かい地域に適応する。ネマトーダに対する抵抗があります。(※2季なりかどうかは不明)(Fig trees can enhance landscapes)。2016年1月にLYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認。"LSU Luisiana Figs"の紹介文によると、LSUパープルは中果で長いタービネイト(Turbinateの訳が理解できずそのまま、直訳すると鼻甲介)の果実で、つやのある赤みがかった~暗紫色の果皮のイチジクで明るい琥珀色からイチゴ色の果肉で閉じた目をもちます。熟期のピークはルイジアナ州で7月となりしば12月の最後の遅くまで続きます。マイルドでよい風味、高い糖分を含みます。アメリカのインターネット掲示板では最初の数年間は本来の風味にならないとの報告も。いくつかの写真を見ましたが、とても小さいサイズのイチジクのようです。 LSU Purple Youtube
オズボーンプロリフィック
Osborn Prolific。アメリカ原産。中大果で夏の短い地域でも栽培できる。e-フラワーで2015年に販売を確認した。中果で茶色の果皮、琥珀色から明るいイチゴ色の果肉。主な熟期には洋梨型となりネックの長さはまちまち。長くほっそりした茎。甘くてリッチな風味。イチジクの栽培地によく順応し耐寒性がある。とても生産性がある。アメリカの北太平洋西岸の品種。冷涼な天候でさえ熟れる。中果で暗い赤味がかったブラウンの果皮にとても甘いピンクがかった琥珀色の果肉。「これは最高だ!」自然状態で矮性の木でコンテナ栽培に良い。早く熟れる。(Osborn Prolific: Fig4Fun説明文) USDAの記録内容によると、オズボーンプロリフィックは中果で紫がかった皮に琥珀色の果実で沿岸部で貧産で熟すのがとても遅く風味と甘さが不足します。Sandersによるとオズボーンプロリフィックは中から大果で暗い赤茶色の薄い皮の果実で中くらいの開いた目をもちます。非常に甘く、白から琥珀色の果肉で涼しく短い夏の沿岸部でも適応します。暑い気候では貧産で風味が少ないです。一季目の生産性はなく、二季目の目は開いています。hawaiifruit.netの評価によると、オズボーンプロリフィックの味評価は10段階中の6でさっぱりとリッチの中間で風味はマイルドです。アメリカのショッピングサイトではアーチペルと同一品種とも。Osborn Prolific Fig Youtube

か行のイチジク

カドタ(フローレンティン)
Kadota=Florentein。小中果。果皮黄~。果肉琥珀色。生食のほか、ドライイチジクにもされる。Kadota (Kadota: Fig4Fun説明文)同意語Dottato。1592年Portaによって記される。60g。秋果は香よく非常によい風味。ジャムにも適し、輸送に適する。コンディット作出のハイブリッドカドタ(exel)は別品種。(http://figues-du-monde.com/figuier-dottato/)。"LSU Luisiana Figs"の紹介文によると、カドタはフローレンティン(Florentein)として知られ、中果かだ大果の黄色いイチジクで熟期はHuntと同じです。果実は開いた目をもち蜂蜜のような物質によって覆われています。熟して食べられるようになる前に、雨天の間に果実は裂果し酸っぱくなります。カドタの生食の風味はまずまずですが、缶詰と保存は素晴らしいです。USDAの記録内容によると、“カドタ1“もまた実証不能なさまざまな追加の名前があります。カドタ1の一季目の生産性はなく、二季目の目は開いています。hawaiifruit.netの評価によると、カドタの味評価は10段階中の6で、ややリッチ系(ねっとり系)で少し甘い風味です。(LSUが同じといってるので間違いないでしょう)
カリフォルニアブラック
California Black。Mission(Black Mission, California Black)として記述します。ミッションは大きな黒いイチジクで明るいイチゴ色の果肉です。イチジクの果実は洋梨型で立派な太いネックをもち主な熟期にはより小さくまちまちの洋梨型になります。耐寒性はとてもありません。しばしばモザイクウイルスに感染しますが生産への影響は見られないと思います。カリフォルニアでよく適応します。(California Black: Fig4Fun説明文) USDAの記録内容によると、ミッションはスペインからカリフォルニアに渡ってきたカリフォルニア最古のイチジクです。年二回実り多くは生果として出荷されています。裂果は極小であり、目はしっかり結ばれており腐敗は問題になりません。栽培データによると、一季目の目は開いており、二季目の目は閉じているようです。果実はほとんどのイチジクの品種の中でも大きく強いイチジクの風味がします。
クインタ
スイス原産 Quinta(北山ナーセリーで販売)
グートディオール(グッドー)
Goutte D'or。黄色の下地に赤紫色に果皮が染まる。70g~90g、果肉ピンク色。Fig4Funによると、ドリーと似ていることになっています。確か北山ナーセリーで見た気がしましたが忘れました。(Goutte D'or: fig4fun説明文
グッドー(グートディオール)
果皮は黄緑に赤褐色。園芸ネットでフランス産90gになる大果で法賛成でまろやかな甘さのあるジャムのようなイチジクとして販売を確認しました。品種はわからないと思っていましたが、なんと園芸ネットにGoutte Dorと書かれていました。ぐっどおー。
グリスドセントジーン
Grise ST.Jean。果皮黄緑に紫が入る。赤肉。フランス語を機械翻訳をすると、豊産で優れた風味であり40-45g。秋の茶色のイチジクは約35gと小さくなっています。自然状態で6m~10m四方、高さ3.5~6メートルを占有しこの品種は(自然状態で育てるには)小さな庭園には適していません。南フランスのあたたかな気候を好み寒さにかなり敏感です。新鮮な土壌を愛し気まぐれでなんたらかんたら・・・(この一文は翻訳では意味不明になりました)。 (Grise ST.Jean: Fig4Fun説明文) (Grise ST.Jean: 仏Baud説明文)USDAのSTJean(名前にグリスなし)という品種の記録内容によると、一季目の生産性はなく、二季目は部分的に目が閉じています。日本の販売サイトを見て二季なりに分類したつもりですが…ほんとうのところはわかりませんが、日本の温暖ではない地域では一季なりの可能性があるかもしれません。(筆者見解)グリスドセントジーンは1702年にはLigerなどに、1941年にConditよって記述されていました。セントジーンにおいて一季目は6月に熟しますがフランスなどにおいては一季なりです。カリフォルニアでは一季目は中果で二季目は小中果です(部分引用元:"FIG VARIETIES: A MONOGRAPH IRA J. CONDIT")。
グレースドタラスコン
2017年国華園のカタログで3,800円で登場。夏果は約100gで秋果は約60g。豊産で日持ちすると記載。カタログを見た限りではグレイッシュなブルームを伴って見えるような果皮。赤茶色の皮の系統。英語名はGray of TarasconまたはGrise de Tarascon。現地では7€ほどらしい。
ゴールドファイガー
果肉黄系。英語でいろいろ文字を変えて検索しても情報が出てこない。少なくとも2011年より以前の栽培記録はないようだ。最初は花ひろばオンライン のみの2千円程度の販売であったが、2016年あたりにはe-フラワーで972円で販売を確認。筆者の栽培経験では大果のためプランター栽培は水分要求量が多く困難を極め露地栽培が無難。2018年の国華園のカタログでは2916円(税込)で販売を確認、そこには糖度30度で80gになると書かれていた(が真偽のほどは国華園なのでお察し)。
コナドリア
Conadria。中大果で果皮黄~黄緑の皮、明るいイチゴ色の果肉。リッチな風味。Ira J. Condit(1883-1981)によって育てられ1956年にカリフォルニア州立大学からリリースされた。洋梨型の果実。カリフォルニアとアメリカ南東部に適応する。耐寒性は中庸。(Conadria: Fig4Fun説明文) LYNX-FRUIT STORES.JPの説明によれば目は小さく固く結ばれ悪天候での腐敗耐性がありモザイク病への抵抗性があり豊産性とのことです。USDAに登録された記録によると、コナドリアはホワイトアドリアチックの交配種であり、カリフォルニアでは樹勢旺盛で病気への抵抗性があり、葉の形状はアドリアチックに似ており夏果の目は閉じているそうですが、秋果の目は部分的に閉じているようです。カリフォルニア沿岸部での生産性が素晴らしく風味はリッチで素晴らしい。(日本ではコナドリアは夏果専用種として販売されてますが、日本国内において秋果も部分的に結実するようですので、兼用種として記述しました。)

さ行のイチジク

サルタン
Sultane。この生産的な洋梨型をしたイチジクは南フランスのソリエスから来ました。中から大の果実で果皮はブルーブラックの色が入り、果実の茎は茶色で果肉は鮮やかな赤色です。風味は非常に甘く、ハーディーシカゴとセレストを連想します。サルタン(時にはサルタナ、グロースドジュリエット、ノワールドジュリエットなどと記述される)は我々のナーセリーで急速に人気になりました。果実は小さくぽってりとしたふくよかな果実でセレストとブラウンターキーの中間の大きさで暗い栗色の色で愉快でリッチで木の実の風味がします(ナーセリーの経営者らしく大げさな表現らしい)。前菜にチーズと合わせると素晴らしい!快速で成長するこの木は小さな吸枝を伴います。サルタンの果実は早くに熟し短い夏を過ごされるガーデナーにとって別のよいイチジクになることを約束します。サルタンは素晴らしいドライイチジクの実績があり樹上で(イギリスの)秋の三か月間にドライイチジクになります(ナーセリーのオーナーの記述のようであり、誇張されている可能性があります)。(Sultane: Fig4Fun説明文) (Sultane: 仏Baud説明文)サルタンは、1857年にDuchartreによって記述されました。南フランスのt Sollies-Pontで栽培されてきた品種です。中大果でタービネートの形をしていて首は短いです。一季目(夏果)の平均85gです(栽培地において)。ステム(首)は1/2インチの長さです。葉脈は目立ちます。目は小さく閉じられています。時々わずかに比率が平たくなります。果皮紫色で硬く、果実の頂点は黒くなり茎に向かって赤茶色になります。meat(意味わからず)は紫で果肉は赤です。品質はfair(まずまず)で一季目は7月下旬です。二季目(秋果)の平均は57gで輸送中の傷への抵抗性があります。meatは白で果肉は暗い赤色です。よいテクスチャーで品質はgoodです。9月に熟します。(引用元:"FIG VARIETIES: A MONOGRAPH IRA J. CONDIT"
シャーアンバー
Schar Amber。大きなブラウンのイチジクで非常に豊産性で、甘さはまずまず(fairlyです。"very"や"quite"や"good"と比べると弱い意味です)甘い。まあまあ(quite)耐寒性があり、アメリカの東海岸でも栽培できた。2015年LYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認、イタリア原産で60g、目は閉じ悪天候に耐えるとの説明。(Schar Amber: fig4fun説明文)日本国内での栽培結果ではかなりの高糖度になるようだ。
ショートブリッジ
黄緑色の皮にイチゴ色の果肉。夏果少ない。小果。
スイートカロン
別名ヌアールドカロン。ヌアールK。
ステラ
Stella。アドリアチックに似ている。果皮黄緑。果肉赤実。果実重40g。国華園のカタログによると、最高糖度25度。国華園にて入手可能。(Stella: Fig4Fun説明文

た行のイチジク

タザン
黒系のイチジク。赤味ゼリー質。2014年北山ナーセリーで販売を確認。40g~70g。e-フラワーでもたまに販売を確認。
ダルマティ
Dalmatie。果皮黄緑~黄。夏果は120-150gの大果となり秋果は100-120g。果肉イチゴ色。栽培は2.4-4m四方を占有し、樹高2-3mとなりフランスの小さな庭園でも栽培しやすい。-15度を下回らないすべての地域に適しています。 (Dalmatie: Fig4Fun説明文) (Dalmatie: 仏Baud説明文)クロアチアのフヴァル島付近で栽培される。
チャイナホワイト
China White。説明なし(China White: fig4fun説明文)
ディグリード
Digredo。北山ナーセリーで販売を確認。原産地ポルトガルと書かれているがイチジク仙人さんのブログではアメリカ原産とも。イギリスのCROSS COMMON NURSERYでも販売していた。(ディグリード: 北山ナーセリー
ドーレドポルクロール
中~大果。果皮黄緑。カリフォルニア産。
ドゥキエラネグラ
北山ナーセリーHPにカッコ書きでNoire De Caromb(ヌアール・ド・カロン)と書かれている。
ドウロウ
果皮黄~赤みがさす。
とよみつひめ
福岡県の特産品種。は2004年に福岡県農業総合試験場豊前分場で育成されたとありますので国産ハイブリッドの可能性あり。公式PRでは糖度が高く果汁が多いことで、完熟するとマスクメロンの様な味と食感とのこと。糖度は10%~18%程度と桝井ドーフィン(8%~14%)より高い。重さは最大90gほど。一文字整枝。2008年あたりから販売が開始されたもよう。国産品種。(参考データ:イチジク「とよみつひめ」果実の熟度と糖組成(短報)
ドリー
Doree。1667年にMerletによって記されました。香り高い。生産は良好だが多湿に弱く酸っぱくなる。(http://figues-du-monde.com/figuier-doree/)1874年にGeorge Neilsonによって記録されました。果皮紫色で80g~90gの大果。栽培径2.4-4m、樹高2-3mで小さな庭園でも栽培しやすい。-15度以下にならないすべてのフランスの地域で適しています。果実は水分に弱く壊れやすいです。 (Doree: Fig4Fun説明文) (Doree: 仏Baud説明文)USDAの記録によると、ドリーはフランスのアルジェントゥイユから来たと19世紀の1899年の文書にも書かれています。

な行のイチジク

ニグレットドポルクロール
Negrette de PorquerollesまたはNégrette de Porquerolles アビクと類義語ともいわれる。豊産性。果皮黒い。
ネグローネ
Negronne。早く熟す。果皮黒赤。濃厚な風味。夏秋兼用種。(Negronne: Fig4Fun説明文) 果実小果で35-40g、栽培径4-6m、樹高2.5-4mと平均的。フランスにて良い耐寒性。(Negronne: 仏Baud説明文
ヌアールドカロン
Noire De Caronb。プロバンス原産。ブーシュ・ドゥ・ローヌ県、ヴォクリューズ県、ルシヨン県、オード県一帯。2季なりで生産性よい。洋ナシを引き延ばしたような形でサイズは小さい。赤紫から黒っぽい果皮。とても甘い。生食のほか、ドライイチジクにもなる。-5℃まで。(Noire De Caronb: Fig4Fun説明文)(Noire De Caronb: 仏Baud説明文Noire De Caronb Fig Youtube
ノルドランド
Nordland。果皮黄緑に赤みさす。(Nordland: Fig4Fun説明文)
パスティエーラ

は行のイチジク

バナーネ(ロングドゥート)
100g以上の大果のイチジク。果皮緑色で果肉はイチゴ色。「バナーネ:果物百科」によると、バナーネはフランスから導入されたLongue d'aoutとのことです。バナーネ、どうやら高齢の男性を中心に人気があるようだ。
バローネ
ベローネのことか?と思ったが、通販ラベルの画像はバナーネに酷似というか同一の写真も。ほんとうにまぎらわしいです。英語で探しても何も出てきませんでした。品種についての情報はまったくわかりませんでした。
ハーディシカゴ(シカゴハーディ)
Hardy Chicago。"LSU Luisiana Figs"によるとによると、小果から中果で暗紫色の果皮でイチゴ色の果肉です。果実は堅く取り扱いも加工も、雨天にもよく耐えます。果実は小さな目をもち、セレストの5日後に熟します。 シカゴハーディ Youtube
ビオール(ビール)
Beall。Olmo (1946) et Condit (1947)に記述される。1922年にカリフォルニアのサンタ・クララ・バレーで発見される(フランス語訳は自信ありませんのでお調べください)。70g、褐色の果皮、黄~オレンジ色の果肉。非常によい味で豊産性。中~大果。黒紫の果皮で琥珀色の果肉。とてもよい香りがして生食に適する。米国において二季なり。カリフォルニアと暖地に適する。1920年代に苗がカリフォルニア州でW.A.Beall氏により偶然発見され1924年に紹介された。2014年北山ナーセリーで販売を確認。Beall(こちらはビオール氏の名前をとった品種)(翻訳元のHPが無くなってました)fig4funの説明によると、ビオール(Beall)は中果から大果でネックが目立ちます。熟期を迎えたビオールの果肉は洋梨型で覆われ短く厚いネックです。非常に良い風味です。黒紫色の皮に包まれ琥珀色の果肉のイチジクです。ビオールはカリフォルニアによく適応し、南部の寒さに耐えます。ビオールの苗木は1920年代にカリフォルニアで発見されました。この黒紫の皮と琥珀色の果肉の大きな果実は繊細でマイルドで甘い風味がします。年に2回実り生食用に良いです。樹勢はサンタクララにて程よく旺盛です。ビオールは南部カリフォルニアにて人気です。(Beall: Fig4Fun説明文) USDAの記録内容によると、ビオールは大きな開いた目を持つとされています。風味は甘くてリッチです。一季目の目は閉じています。二季目の目は開いています。hawaiifruit.netの評価によると、ビオールの評価は高評価でテイストは10段階中の8、10段階の6、風味はリッチで少しハチミツの風味がします。
ビールズブラック(ビアズブラック)
Beer's Black。LYNX-FRUIT STORES.JPで2015年から販売を確認。やや赤味のある琥珀色の果肉です。前述のビールとまぎらわしいが別品種。beerはカタカナで書くとビーァという発音です。似た品種にボルドー(Bordeaux)、ネグローネ、ビオレッタ、などがある(Beer's Black: fig4fun)。左記のサイトに似た品種にViolette de Bordeauxがあるとされますが、Violette de Bordeauxは一季目の生産性はありません(USDAのViolette de Bordeaux参照)。しかしビオレット・ド・ボルドーと同一品種である場合はhawaiifruit.netの評価によると、風味の評価は10段階中の8でややリッチタイプでマイルドベリーの評価となります。Beer's Black またはBeers Black(飲むほうのビールである)
ヴィオレッタ
2005年品種登録。育成者所有の品種名称不詳の品種の変異株である。夏秋兼用種で裂果性は少。果汁多く甘味は中。酸味中。香り少ない。しかし日本での登録申請者はAnton Plattner(ドイツ)となっている。「ビオレッタ」とは別品種かもしれません。国華園の2018年のカタログには「ドイツ生まれのスゴイ品種!注目すべきは実のつきかたで、成木で栄養状態がよければ葉1枚に2個結実することも!美しく色づいた果実は糖度約20度で水あめのように甘く、最大110gにもなる大果は食べ応え十分!耐寒性があるので寒冷地での栽培も可能な優秀品種。」と書かれています。国華園なので寒冷地(私の基準では-7度~-15度の地域と思ってる)云々のくだりは鵜呑みにしないようがよいでしょう。
ビオレットドアルジェンテイル
Violet De Argenteuil。黒紫の皮に赤い果肉。fig4funによると、ドーフィンなどほかにもいろいろ似ているイチジクがあるようだ。(Violet De Argenteuil: Fig4Fun説明文
ビオレノルマンド
フランスのノルマンディー産のイチジク。ノルマンディ地方で古くから栽培されるイチジク。イチゴジャムみたいでおいしい。e-フラワーで発見。2017年国華園のカタログにも3,800円で登場。
姫蓬莱
果皮黄緑に赤みさす。糖度17度以上の小さなイチジク(花ひろばオンライン の商品説明より)。気になって調べてみたところ、姫蓬莱は夏秋兼用種で福岡県の育成品種である。品種登録は2000年で育成権の消失は2011年。登録の有効期限は25年。蓬莱柿×カプリフィッグ6085のハイブリッド品種である。果皮は赤紫色、目は閉~開。着果数は多い。果肉の密度はやや密で軟らかく果汁多い。甘味はやや高、酸味と香気は少。裂果性は少ない。(登録情報より引用)国産品種
ブラウンターキー
Brown Turkey。fig4funによると、小果から中果でライトブラウンからバイオレットの皮で果肉はイチゴ色。ひずみのあるタービネイト(Turbinateの訳が理解できず、直訳では鼻甲介)の形でほとんど首がない。小さな目は赤みが差し、セレストと異なり非常に速いステージ(何のステージか意味わからず)。耐寒性あり。果実は冬に終わるまで成長する。しばしば年に二回実る。非常に甘いがリッチではない。中生の矮性に適合するこの木は大きな赤茶色の果実に琥珀色の果肉を生産する。我々はこのグルメな選ばれた品種ブラウンターキーを長年にわたって栽培してきました。それは最もお気に入りの品種のひとつです!このブラウンターキーに似たイチジクはたくさんあって、アビク・ノワール、ブラック・スパニッシュ、イングリッシュブラウンターキー、ブルンズウィック、テキサスエバービーリング、ネグロラルゴなどの似たイチジクがたくさんあるようだ。 (Brown Turkey: Fig4Fun説明文) Baudの説明によると、ブラウンターキーの夏果は40-45gで秋果は30-35g。伸ばしたような。襟なし(sans colの意味がわかりませんでした)。栽培径4-6m、樹高2.5-4mと平均的。フランスの北東でも広く栽培され非常に耐寒性あがる。(Brown Turkey: 仏Baud説明文)USDAの記録内容によると、ブラウンターキーは実証されていない様々なイチジクの品種の同意語がある。中大果で栗のような皮をもつ。ブラウンターキーはおそらくイングランドからもたらされた品種です。ドライイチジクには適しません。目はまあまあ(fairly)開いていて虫が入ったり発酵して酸っぱくなります。一季目の目は開いており、二季目も開いています。hawaiifruit.netの評価によると、味の評価は10段階中の6で、ややリッチタイプでベリー系の風味です。
テキサスのA&Mによると、テキサスエバービーリングは別名ブラウンターキー、ラムゼイ、エバービーリングである。耐寒性はセレストほど強くはない。生産性は並~良く凍害後も新たに成長する。加えてテキサスエバービーリングは、6月の夏から8月と長い期間実り、毎年信頼できる生産性で珍重される。果実は中から大で赤茶色の皮に赤っぽいピンクの果肉。風味はマイルドで甘い。果実は丸々としており短い茎でほどよい。非常に湿気のある年には、しかしながら果実は酸味が入り亀裂が入る。(テキサス州Aggie Horticultureの説明文Brown Turkey Fig Youtube
ブラックイスキア(イスキアブラック)
Black Ischia。小さな黒紫の皮でイチゴ色の果肉のイチジク。形はタービネイト(Turbinateの訳が理解できずそのまま、直訳では鼻甲介という意味、ずいぶん考え洋こま型かとも思ったが意味がわからなかった)。まあまあ(firly)甘くてリッチな風味。カリフォルニアの沿岸によく適応するが耐寒性は特に強くはない。ブラックイスキアはセレストに置き換えられてきた。(Black Ischia: fig4fun説明文) USDAの記録内容によると、一季目の生産性は無く、二季目の目は部分的に閉じています。果皮黒色で紫色の模様が入り果肉は赤色です。hawaiifruit.netの評価によると、イスキアブラックの味は10段階中の7でさっぱりとリッチの中間で強いベリータイプの風味です。 Black Ischia Fig Youtube
ブラックジャック
Black Jack。大果から極大果で茶紫の皮で琥珀色の果肉でイチゴ色の条痕が入るイチジク。楕円で平らな果実の形。風味は良い。ブラックジャックは品種不詳。何人かはカリフォルニアブラウンターキーではないかと考えている。耐寒性はない(まずまずという矛盾した内容も同時に記述があった)。アメリカ原産。豊産性。よく似ているイチジクに、ブラックスパニッシュ、カリフォルニアなどがある。最も小さなイチジクのひとつであるブラックミッションに似ているという人もいる。(Black Jack: Fig4Fun説明文)
ブラックミッション
カリフォルニアブラック参照。
ブラックスパニッシュ
Black Spanish。アメリカオレゴン州で人気の矮性イチジクで狭い場所やコンテナ栽培に向く。耐寒性あり。豊産性。国華園にて入手可能。fig4funの説明によると、ブラックスパニッシュは大きなマホガニーブラックの皮で中心部が赤くジューシーで2季なり。ブラックジャックは大きく、パープルブラウンの皮に中心部が赤い(矮性の木にはこのような傾向がある)。自然状態で樹勢は矮性で耐寒性のあるこの木は小さな場所でのコンテナ栽培に素晴らしい。ダークマホガニー色の果実はピンクの果肉で甘くてリッチで生食に良い。スペイン原産でサン・ピエロとカリフォルニアブラウンターキーに似ている。ほかの主要な品種より耐寒性があり、耐寒性ゾーンは6から9と思われる。(Black Spanish: Fig4Fun説明文
ブランシュ
Blanche。「白」という意味を持つ。メルレ(1667)とトゥルヌフォール(1700)に"La Grosse Blanche"と記されました。プロヴァンスで何世紀も培われてきました。DNAを遡るとAD361年にガリアで栽培されカエサルに称賛されました(フランス語の翻訳はまったく自信ないです)。アイゼンによると、ブランシュとホワイトマルセイユはコンディット博士によって同一の品種であると結論づけされました。夏果は100gあり、秋果は50gあります。(翻訳元のHPが無くなってました)果皮黄。果肉黄系。豊産性。LYNX-FRUIT STORES.JPの説明文では果重60g、糖度25度、超豊産と書かれています。fig4funによると、ブランシュと似ているイチジクに、ホワイトマルセイユ、ホワイトアルジャントゥイユ、ピーターズハニー、ラッタルラなど多数。(Blanche: Fig4Fun説明文)
ブランシュダルジャンテイユ
Blanche d'Argenteuil。生産性よくとても大果。果実約100gで黄緑色~黄色の果皮。とても甘く風味がよい。二季目は成長が遅く少し小ぶりになる。(Blanche d'Argenteuil: Fig4Fun説明文
フランソワ
園芸店のチラシに2016年に掲載を確認。二季なりかどうか不明のため秋果に分類しました。かっこ書きでスイートカロンとありました。スイートカロンをたどるとヌアールKという品種と同一であると各種販売店に書かれているようです。
ブリジャソットグリース
Bourjassotte GrisまたはBourjassotte Grise。酸味があるらしい。日本のブリジャソットグリースは緑の果皮に熟すと紫が掛かるようだ。Fig4Funを見ると完熟では紫になるようでもあるし果皮はグリーンパープルであると書かれている。Baud社のブリジャソット・ノワールに似てなくもない。ブリジャソット・ブラン(ホワイト)もあるようだが関連は不明。fig4funの記述によると、ブリジャソットグリースは、1911年にGoldman' Fruit Catalogueに載っていました。果実は5cmの長さで緑がかった色に熟す紫が入り完熟すると暗くなります。果肉は赤色ですFacciolaはこの品種はイギリスで人気で急速に熟し良いレスポンスです。(Bourjassotte Gris: Fig4Fun説明文)ブリジャソットの生産性はロードスに劣ると日米で報告があり、豊産性のロードスとは別品種と思われます。(筆者の考察)
ブルンズウィック
Brunswick。フランス原産。1755年には既に存在していたようです(翻訳元ページが無くなってました)。fig4funの説明によると、中果から大果でブロンズイエローの果皮でリッチな風味。斜めにしたタービネート(turbinate, 直訳では鼻甲介)型。サウスウェストに良く適応する。この果実は過剰な水分で台無しになる。(Brunswick: Fig4Fun説明文)Baudの説明文によると、果実サイズは夏果100-120g、秋果80g。栽培径4-6mで樹高は2.5-4m。耐寒性良好でフランスのすべての地域に適している…云々。(Brunswick: 仏Baud説明文)イスラエルで高級品種として栽培されるという報告もある。USDAの記録内容によると、ブルンズウィックは実証不能な様々な追加の名前があります。風味の評価はベリーグッド、甘くてリッチだが雨天で酸味があります。ブラウンのきめの粗い皮で赤っぽい果肉でテキサスでは皮は除いて保存します。熟期は沿岸部でも遅く落ち着いた味で沿岸部で貧産です。二季なりで二季目の目は開いています。hawaiifruit.netの評価によると、味は10段階中の5でさっぱりとリッチの中間タイプ、わずかにメロンの風味です。Brunswick Fig Youtube
フローレンティン(カドタ)
Florentine。果皮緑色で果肉は淡い金色。甘くてフレッシュ。コンテナ栽培可能。2015年LYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認、そこには糖度30度近くに達し長期間収穫可能との説明。二季なりが確認できないため秋果に分類しましたがカドタと同一とわかり2季なりに分類。(Florentine: Fig4Fun説明文
ベローネ
Bellone。果皮黒赤。果肉赤褐色。秋果は豊産。フランスのニース原産。生食、糖度高くドライイチジクとジャムは最高。(Bellone: Fig4Fun説明文) (Bellone: 仏Baud説明文)Sauvaigo(1889)によれば、1787年には既にプロヴァンスで栽培されていました。 "Belloneはサンレモのトゥーロンの領域におけるイチジクの女王です。40gでイチゴのような果肉。(翻訳元HPがなくなりました)直売所にも向き、販売実績あり。大果。樹勢強い。ジャムでもドライイチジクにしても素晴らしい。フランス原産。
ポルトゲス
2015年LYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認。ピンク色の果肉、40~60g、滑らかなポルトガルの品種とのこと。英語ではPortugueseとなるだろうか。e-フラワーでも販売を確認。
ホワイトイスキア
White Ischia。樹勢は弱くコンパクトで鉢栽培に向く。小果。果皮黄~黄緑。赤肉。Richtonによって1893年にイタリア種として「小さな円形の果実が…晩生。果皮は薄い黄緑色で果肉は赤っぽい紫。小さな木は早く実り豊産性…」と記録された。1915年、Law Sumnerにより販売された。Ranceはこの早生の品種は小さなイチジクの実を実らせ二季目の果実はピクルスとジャムによいと述べた。木がコンパクトなのでイギリスではポットで栽培するのがよい。そして1年に3回実りを促成することもできる(オーストラリア)。 (White Ischia: Fig4Fun説明文) USDAの記録内容によると、ホワイトイスキアは実証不能なさまざまな追加の名称があります。一季目の生産性はなく、二季目の目は部分的に閉じています。hawaiifruit.netの評価によると、ホワイトイスキアの味評価は10段階中の9でリッチタイプでベリー~ハニータイプの風味です(この評価は糖度の高さとは無関係です)。Green Ischia Youtube
ホワイトゼノア
White Genoa。小果。-10℃まで。寒冷地以外で栽培可能。英語で書くとしたらWhite Zennoirか。発音が違うので同じかどうかわかりませんがもしやと思いWhite Genoa(ホワイトジェノア)として書きます・・・琥珀色がかった果肉と緑色の果実としてアメリカでも販売されている。fig4funによると、ホワイトジェノアは中果で黄緑色から白黄色の果皮をもつ。果肉は黄味がかった琥珀色。生食に素晴らしくよい風味。(White Genoa: fig4fun説明文) 画像を比べてみるとアメリカには赤肉にもなるようだ?USDAの記録内容によるとジェノアはデリシャスな風味で一季なりで目は閉じているとのことです。追加です、園芸ネットに「明治時代に日本に導入されたWhite Genoa」としっかり書かれていました。hawaiifruit.netの評価によると、風味は10段階中の8とレディより1ポイント上で、風味はリッチタイプで強いベリー風味です。アメリカのナーセリーでも評価が高い。(日本での評価と差があるもよう。ブルンズウィックとして流通している偽ホワイトゼノアもあるそうです。筆者がホワイトゼノアを食してみたところ、糖度18度程度で品質良好で外見の汚損も見られずイチジク風味がしっかりしている硬めの果肉でケーキやタルトなどの調理適性のあるイチジクでした。確かにほとんど目は閉じていましたが、裂果したものも見られました。ジャムにすると薄桃色と朱色が混ざったような色といいますか、そんな色になりました。)
ホワイトプロリフィック
White Prolific。豊産性。1896年にBarracloughによってイギリスのBurnley育ったものとして記録された。1909年から1913年にGoodman's Fruitのカタログで販売された。(White Prolific: Fig4Fun説明文)
ホワイトマルセイユ
White Marseilles。大きくてラウンド型の果実で少しうねりがある。熟すと薄黄色(イエローホワイト)になる黄緑色のイチジク。透明感のある果肉は甘く、よく知られているイチジク。ブランシュやラッタルラ、イタリアンハニーに似ている。 (White Marseilles: Fig4Fun説明文) 

ま行のイチジク

桝井ドーフィン
San Piero = Masui Dauphine。日本のイチジクの定番種。19世紀末に桝井光次郎によって日本に導入され20世紀に日本全土に広まった。ほんとうはビオレドーフィンのつもりで輸入したそうだが品種違いであったため桝井という名を付けたそうです。サンピエロは西アメリカで発見されたました(引用元:"FIG VARIETIES: A MONOGRAPH IRA J. CONDIT")。桝井ドーフィンは明治時代にアメリカから輸入されたイチジクです。
マデレドゥセゾン
Marseille。稀に楽天で販売される希少種。通販サイトでは秋果専用種として紹介されるがアメリカでは2季なりで夏果はかの地で6月下旬から収穫できる。早生品種。Baudの説明によると、夏果は100-120gで秋果は70-80g。栽培径4-6mで樹高2.5-4m。-15度にならない地域での栽培に適する(Marseille: 仏Baud説明文)。稀に楽天で販売がある。
マドレーヌ
夏果180~200g(平均120g~150g)、秋果80g~100g。糖度高く甘い。樹勢は強くない。(国華園カタログより引用。)
2018年のカタログに掲載。真偽のほどは国華園なので・・・お察し。Madelineは1880年のレイルトンのカタログでは小さなペールイエローのフルーツで12月のヴィクトリアにてたいへんリッチな実りであると書かれていました。1890年にバーンレイでThe RHSV(Royal Historical Society of Victoria)で栽培されました。1911年のThe Goodman's Fruit Catalogeに品種の名前がリストに載っていましたが記述はありませんでした。Fig 4 Fun #Madelineより引用しましたが、国華園のマドレーヌは特徴の違いからMadelineとは別品種と思われます。
マルセイユ
Marseille。大果で円形でわずかに歪みのある果実で果皮は淡緑~黄。果肉は透明感がありリッチでジューシー。ウォールズ栽培か促成栽培によい耐寒性。Jefferson's Monticelloにおいてマルセイユは豊産性。Marseilles (Marseille: Fig4Fun説明文
マルセイユ(フィグドマルセイユ)
Figue De Marseille。BAUD社が保有するマルセイユ。2015年LYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認。世界一甘いイチジクのひとつで小果で40g。果肉は淡いピンク色。目が閉じているので悪天候の腐敗に耐えるそうです。Baudの説明によると40-45gで栽培径4-6m、樹高2.5-4m。(Figue De Marseille: 仏Baud説明文
モントファベット
花育通販で見ました。
ミセスウィリアム(ズ)
Mrs. Williams。50g~80g。2015年、楽天で4,950円というべらぼうな高値での販売を確認。どの店だったか忘れました。fig4funによると、ミセスウィリアムズは大きな洋梨状の形のイチジクです。黄色いネックに茶色から紫色の果皮と赤い果肉です。樹形はトップがラウンド型です。木のサイズはから5メートルです。1回目の実りは昨年に木に着いた実が大きくなり12月から1月にかけてその実が着く。2回目の実りは3月の下旬から5月に着いた実が夏の間に大きくなり秋に熟れる。晩生のイチジクの生産性を高めるには12月中旬に先端を4から5本残す。(Mrs. Williams: Fig4Fun)稀に楽天で販売がある。
メアリーレーン
Mary Lane。2015年LYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認。果皮黄緑~黄色で中果、黄肉または赤味がかった琥珀色の果肉、非常にジューシーで種無しに近い。アメリカのカリフォルニア産。すべてのイチジクの栽培地によく適応する。(Mary Lane: Fig4Fun説明文)USDAの品種の記録内容によると、メアリーレーンの二季目の目は開いているとされています。hawaiifruit.netの評価によると、メアリーレーンの味評価は10段階中の4でさっぱりとリッチの中間タイプでメロンタイプの風味です。

や行のイチジク

ヨーロピアンスター(バナーネ=ロングドゥート)
夏秋兼用種で大きさが男性の指先から手のひらの中央あたりまでのサイズであり巨大(カタログ写真参考)。2016年の園芸店のチラシで発見。おそらく英語名はEuropean Starだろうが、fig4funには載ってなかった。これは筆者の見解ではあるが、なぜ重要なルーツを知られないようにイチジク名前を(偽名に)変えるのかまったく理解できない。再度調べてみたら、このヨーロピアンスターという品種は別名ロングドゥートというそうです。なんだ、バナーネじゃん。
ヨルダン
Jordan。ヨルダンはイスラエルの在来種でヨルダン川沿いに自然状態で生息しています。果実は大きく赤紫色の皮でビビッドなイチゴ色の果肉です。果実は素晴らしい風味でとてもジューシーで新鮮です。ジャムかジェリーにすると完璧です。(イギリスのMAIL ORDER TREESという通販より引用

ら行のイチジク

ラッタルラ
Lattarula。イタリアのはちみつイチジクとして有名で飴色に輝く果肉は糖度25度で甘く60g-80g(国華園の説明によると)。収穫期8月中旬~。カタログには秋果専用種と記載。国華園にて入手可能。似た品種にイタリアンハニー、マルセイユがある。fig4funの説明文によると、ラッタルラは中大果の黄緑色の果皮で琥珀色の果肉で素晴らしい風味で一季目二季目ともに非常に生産性があります。ノースウエストで広く栽培されている品種です。非常に甘いといわれています。コンディットはラッタルラをブランシュと異なると識別しませんでした(つまり同じかもしれないと・・・)。涼しい気候と暖かい気候に良いです。(なぜか掲載写真はイチゴ色の果肉である)(Lattarula: Fig4Fun説明文Lattarula Fig  Youtube
ロイヤルビンヤード
Royal Vineyard。ブラウンまたはブロンズの果皮。果肉はイチゴ色。George Neilsonによって1874年にイギリスのBurnleyのRVHSガーデンで発見、記録された(Royal Vineyard: Fig4Fun説明文)。ロイヤルビンヤードはときどき日本花卉ガーデンセンターにて販売があるようだ。
ロードス
(筆者の栽培経験に基づく記述)赤肉でねっとり濃厚な風味。小果で果皮は緑または日当たりがよく少雨であると黄色に近づくが雨天が多いと果皮黄緑色のまま熟期を迎える。うまく育つと果皮に紫色が入るようだ。熟す前に雨や乾燥時の急な灌水で裂果することがある。ロードスのフレッシュな果実はおおむね糖度20から22度程度でありオーブンで熱すると蜜が染み出て飴状となり液体がカラメル状となった。糖度45度になるまで加熱してみたが水分多くジャム状となり、高温加熱方式ではドライイチジクには適さない。よくわからないが、ブリジャソットグリースと酷似するロードスもあるようだ。残念ながら筆者の鉢植えの栽培環境では裂果しない果実を収穫することは困難ですが、他の品種より水分少な目で外せない風味です。ロードスに該当する英語名はないが、あえて英語で書くならRhodesか。ブリジャソットグリースは酸味があるが、ロードスはそのような特徴はない。「青空とそよ風と大地とイチジクの長い実は」というホームページによると、ロードスは近年ギリシャから誰かが日本へ持ち帰り桝井農園が圃場で増殖しカタログ販売した品種らしい。さらに「Ficus carica var. hortensis 'Rodhos' - Titan's Garden」というブログ記事ではロードス島から品種不明のイチジクの苗を持ち帰った日本人が歯科医の長尾氏であると説明されている。(筆者コメント:裂果してなければ2、3日くらいは日持ちするようで条件が良いと糖度は24%程度となり、悪くても17%はあります。)
ロングドゥート(バナーネ)
Longue D'aut or Longue de Aout。果皮黄~に薄く赤みがさす。バナナフィグ、バナーナ、ネイティブオブターキー、エルサレムとも呼ばれる。トルコ原産。かなり樹勢強い。1枚の葉は3から5の裂片に分かれている。庭が湿っているとボトリチス・シネレア菌(灰色カビ病の菌)に非常に敏感。1季目と2季目では果実の形状と色はよく異なるが味は同じである。冬の霜に対する耐性が最もあることは下線を引く必要性がある(Longue D'aut: Fig4Fun説明文)。お求めの際にはベローネとの品種違いに気を付けられたし。Longue de Aout Youtube

イチジクの夏果専用種

キバル
セレスト×H238-107。福岡県の育成品種。品種登録は2010年(有効期限30年)。果皮黄緑。卵型。果汁極少、甘さは小。酸味無し。香りは中。果肉硬い。
キング
Desert King, King。果皮は中くらいの黄緑色で果肉はイチゴ色。果実の形は洋梨を斜めにした感じ。アメリカで6月から8月にかけて大きなイチジクを生産します。サン・ペドロタイプのこのキングは、時々受粉なしに実ります。甘くてリッチです。太平洋岸北西部と南部の涼しいエリアでも適応します。耐寒性はまずます(Fairly)です。日照がよくかつやや涼しい気候を好む。秋果を得るには受粉が必要です(Desert King: Fig4Fun説明文)。キングの正確な来歴は不詳です。1930年あたりにアメリカのカリフォルニアのMaderaの近くで植えられていました。(中略)平均88g、豊産で豊かな風味で品質はよいです。カプリファイド(コバチにより受粉)されたイチジクは平均45gで赤い果肉になります(FIG VARIETIES: A MONOGRAPH IRA J. CONDIT)。hawaiifruit.netの評価によると、キングの味評価は10段階中の7で、果肉はややリッチタイプでハニータイプの風味です。Desert King Youtube
コナドリア
Conadria。コンテッシナとも。果皮黄緑。果肉赤系。中大果。Ira J. Condit(1883-1981)によって育成され、1957年にリリースされた。カリフォルニア原産。 (Conadria: Fig4Fun説明文) モザイク病への耐性がある。生産性があり暖かい地域では年に2回実る。カリフォルニアや東南アジアに適している。初のハイブリッド品種。名前の由来はコンディットとアドリア海です。雨天に対する抵抗性がある。(翻訳元ページが無くなっていました)追加情報、コナドリアは日本において秋果も収穫できる場合があるようだ。
サンペドロホワイト
San Pedoro。品種名なのか、サン・ペドロ・タイプの品種不明なのか不明。どこで売ってたか忘れてしまった。単なるSan Pedoro (1882年には記述された)という品種も存在し78gです。Conadria Youtube
ドーフィン
(サンペドロタイプ)
Dauphine。紫色のさまざまな縞模様をもち輸送に耐える。ウイルスやショウジョウバエ、カイガラムシに弱い。秋果を収穫するためにはイチジクコバチが必要となる。(Dauphine: Fig4Fun説明文)同意語にレッドアルジャントゥイユ。1826年にRissoにより記される。100g~120gの大果(翻訳元ページなくなる)。同意語にドーフィンヴィオレがありビオレドーフィンのことかと思いましたが、詳細は不明。日本でも栽培されていると書かれています…。コンディッドは論文:"FIG VARIETIES: A MONOGRAPH IRA J. CONDIT"367p.でドーフィンの類似名にビオレドーフィンがありパリ近郊が原産で1833年にイングランドからカリフォルニアに紹介されたと記述しています。通販では桝井ドーフィンと混乱しているかもしれませんので注意されたし。(本物の)hawaiifruit.netの評価によると、ドーフィンの味評価は10段階中の6で果肉はさっぱりとリッチの中間でマイルドなベリー風味です。
ビオレドーフィン
Violette Dauphine。夏果専用種。桝井ドーフィンとは別品種。果皮はバイオレットに紫色の影が入る~緑色。大きな果実はイチゴ色の果肉でリッチな風味。グリーンハウスか暖かいウォールでの栽培が適する。(Violette Dauphine: Fig4Fun説明文

イチジクの秋果専用種

あ行のイチジク

アトレアーノ
Atreano。強健。アルマより大きくコナドリアより小さな果実。明るい緑色の果実、果肉がきれいなピンク色。最高糖度22度。矮性。8月下旬~9月上旬。国華園にて入手可能。 (Atreano: Fig4Fun説明文
アンジェリーク
Angelique。果皮黄~桃色、果肉桃色でとてもよい風味と香りがします。イギリスのナーセリーでしか販売されていません。2015年にヤフオクで販売を確認。まだ情報がないのでとりあえず秋果に分類。(Angelique: Fig4Fun説明文)USDAの記録によると、アンジェリークは実証不能な追加の名称があり、良い風味で甘く、僅かにリッチで品質は変化しやすいです。
オルーク
(LSUオルーク)
O'Rourke。LSUの" ‘O’Rourke’, ‘Champagne’ and ‘Tiger’
 Three new fig varieties from the LSU AgCenter "のリリース内容によると、オルークはセレストとC1の交配から選抜されました。1956年にこの交配種が作れ1960年にオルーク個人の植物セレクションL57-11-103として栽培試験がはじまりました。オルークの果実はよい品質で30から40ミリメートルの適度な直径で20gmsほどのライトブラウンの果実です。黄褐色からブラウンのオルークの果実は、先端がわずかに円く、長い首でステムに向かって先細っています。熟れた果実は部分的に閉じた目をもちます。内部の色は黄褐色で時々中心部が赤色に近くなり柔らかいです。果実の熟期はセレストの5日から7日前、あるいはルイジアナ州のバトンルージュでは6月の最終週です。オルークの主要な収穫の期間はセレストとフローレンティンと同程度で15日間を超えます。オルークの木は活発に育ち幹は直立性です。幼木時はわずかに開張性です。ミッドシーズンのあとのフル展葉後でも、オルークの幹と枝をセレストと比べても葉の茂りは薄いです(葉の密集度が薄いという意味)。成熟したオルークの葉は5から7の裂片の掌状(しょうじょう、てのひら形)です。最初の葉はへら形でオークの葉に似ています。基本的な葉の縁にはわずかに歯(鋸)があります。既存の品種を補い(アメリカの)マーケットや直売所に適する品種です。2014年に日本で栽培しているブログを確認。セレストより大きく目が閉じ腐敗に耐える。2015年にLYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認。LSUで2007年公式リリース。(O'Rourke: Fig4FunLSU O'Rourke Fig Youtube

か行のイチジク

グィルボーフレンチ
Guilbeau French。またはギルボーフレンチ、グウィルボー・・・など(筆者が勝手に日本語化)。2015年LYNX-FRUIT STORES.JPとヤフオクで販売を確認、説明には閉じた目をもち腐敗に耐えるフランス産のイチジク。二季なりかどうかわかりませんでしたので秋果に分類しました。(Guilbeau French: Fig4fun
グリーングリーク
2015年LYNX-FRUIT STORES.JPで販売を確認。果皮緑色赤肉で最晩生。甘く風味よい。二季なりが確認できないため秋果に分類しました。(Green Greek: Fig4fun
久留米くろあま
黒紫色の果皮、果肉は赤。皮ごと食べられる。7月下旬から収穫。結実性よく栽培しやすい。(カタログより引用)情報がないのでわかりませんが、どこの誰が開発したのか国産品種かどうかまでは不明です。国華園で2018年のカタログにも登場し、そこでは1苗2,700円で糖度17-18度の秋果専用品種として販売されている。
久留米くろみつ
果皮黒褐色で果肉は赤くとろりと蜜のような熟した甘味。豊産性で収穫期は7月下旬から。(カタログより引用)。どこの誰がどのように開発したのか登録情報もないので国産品種かどうかは不明です。2018年の国華園のカタログには糖度17-18度で60g-100g、7月下旬より収穫の秋果専用種で甘く美味と書かれている。
久留米ばさろ
赤紫色の果皮。豊産性。8月下旬から収穫。甘い。(カタログより引用)情報がないのでわかりませんが、どこの誰がどのように開発したのか品種登録情報もないので国産品種かどうかは不明です。国華園の2018年カタログに登場し2,700円で販売を確認、秋果専用主として8月上旬が熟期であり糖度20度で豊産性で50g-80gとカタログに書かれている。
コルデダムグリヒ
2016年にe-フラワーで販売を確認。ドイツ語のGrichかと思ってみたが・・・グリスの誤字なのか不明。フランス語でギリシャはグレースだから違う。972円。フランスのイチジクで50-60gと書かれていた。既存品種と同名では何かまずいことでもあるのだろうか。写真の外観はレディグレイに似ている。ちなみに本物のコルドダムはスペイン原産である。
コルドダム(コルデダム)
Col de Dame。スペイン原産のレディ3姉妹イチジクシリーズの総称。

さ行のイチジク

サンミシェル
Noire de Barbentaneのことで仙人という方が日本名を付けられたそうです。
ジャノー
2017年国華園のカタログで3,600円で登場。フランス原産で中果で赤い皮のストライプらしい。英語で各ならJanodあたりか。
シャンパーニュ
(LSU シャンペイン、LSUゴールデンセレスト)
LSU Champagne。 "LSU Luisiana Figs"によると、この新しいLSUのイチジクは、時々ゴールデンセレスト(Golden Celeste)として知られています。中果の果実で黄色の果皮、黄褐色からキャラメル色の果肉で部分的に閉じた目をもちます。熟期はセレストと同じです。 ルイジアナ大学の(Dr. Ed.)O'Rourkeによって1955年に交配され1959年に試験を開始、その後2007年に公式発表されました(ゴールデンセレストとして試験、23gms)。同時にオルーク(改良セレストとして1956年に交配され1960年から試験、果実は20g)とタイガー(ジャイアントセレストとして試験、果実は50g)も発表されました(3品種とも閉じた目をもつ)。シャンパーニュはC1とセレストの交配苗から派生、やや丸く23gmsの黄色の果実です。果肉はキャラメルゴールド色。糖度はセレストが21とするとシャンパーニュは18です(引用元)。ルイジアナ州で人気のイチジクは、セレストと、LSUパープル(1990年リリース)とLSUゴールド(30g, 1995年リリース)とブラウンターキーです(引用元)。シャンパーニュは生産性がある。(引用元)。悪天候の腐敗に対する抵抗性があります。セレストを少し大きく改良した品種といえます。LYNX-FRUIT STORES.JPの説明ではオルーク博士一番のお気に入り品種と書かれています。LSUの" ‘O’Rourke’, ‘Champagne’ and ‘Tiger’
 Three new fig varieties from the LSU AgCenter "のリリース内容によると、シャンパーニュはセレストとC1の交配種から派生されたものを育苗しました。その交配は1955年に作られオルークの手によって1959年にL55-13-22として試験栽培され作出されました。シャンパーニュの果実は良い品質を生産し、30-40ミリメートルの直径で23gと適度な黄色の果実です。シャンパーニュの果実は僅かに遠心端が丸く茎に向かって少しずつ細長くなり短い首をもちます。熟れた果実は部分的に閉じた目をもちます。内部の色は柔らかく熟したときには黄褐色からキャラメル色になります。果実の熟期はセレストと同じでルイジアナ州のバートンローグで収穫期間は15日間を超えセレストとフローレンティンと同程度できます。シャンパーニュの木は活発に育ち幹は直立し、剪定なしの状態ではピラミッド型になります。葉の茂りはセレストの幹や枝と比べるとシャンパーニュはミッドシーズン後のフル展葉後で(密集の度合いは)薄いです。シャンパーニュの成熟した葉は掌状で5つの裂片に分かれています。最初の葉はへら形です。基本的な葉はハート形(先端が逆ハート型という意味)でわずかに鋸があります。既存の品種を補い(アメリカの)マーケットや直売所に適する品種です。hawaiifruit.netの評価によると、シャンパーニュの味評価は10段階中の6で果肉はややリッチタイプで風味は僅かにハチミツタイプです。LSU Champagne Fig Youtube
シュガー
セレスト参照。シュガー®はタキイの商標登録とのこと。
スイートストライプ
果皮黄緑と薄黄色のストライプが入る。ゼブラスイートの別名か。
ゼブラスイート
皮黄緑に薄黄色のストライプが入る。
セレスト(セレステ)
Celeste。LSUの交配親となっている。"LSU Luisiana Figs"の紹介文によると、セレストはポピュラーで耐寒性のある品種で合衆国内でよく育ちます。果実は小果から中果で紫銅色からライトブラウンの果皮にイチゴ色の果肉です。果実は閉じた目をもちルイジアナ州では6月下旬から7月にかけて熟期を迎えます。セレストは生食、缶詰や保存にすばらしい(エクセレント)です。USDAの記録内容によると、セレストは実証不能なさまざまな追加の名称があります。風味は素晴らしく甘くリッチです。南カリフォルニアの沿岸部に適しています。果実は小さく青紫で赤い果肉です。…目は小さく閉じています。生食ドライイチジクどちらにも適します。hawaiifruit.netの評価によると、セレストの味評価は10段階中の6、果肉はややリッチタイプで風味はハチミツタイプです。Celeste: Fig4Funから引用すると、セレストは小から中サイズのイチジクで明るいブラウンからバイオレットの果皮をもち、琥珀~イチゴ色の果肉である。洋梨型の先細いネック。小さく閉じた目。目は完全に熟すまでグリーンに見える。とても耐寒性がある。素晴らしいイチジク・・・間違いなく最高の(アメリカの)南方のイチジクだ。しかしカリフォルニアと南西部ではがっかりさせられる。広く適応し、手入れが容易で早く熟す。
セレスト(白)
セレストシュガーとして日本国内で流通する。詳しいことは不明。
セレスト(青)
Blue Celeste。ブルーセレストとして日本国内で流通する。セレスト参照。

た行のイチジク

テルザ
Terza 。スイス原産。(テルザ:北山ナーセリー説明文
ドリードポルケロス
果皮黄系。もしも英語で綴るとしたら、Dree de Portugueseか。時々楽天で販売があるようだ。

な行のイチジク

日本種
早生日本種(蓬莱柿)を参照。
ネグロラルゴ
別名ブラックブリジャソット、ブリジャソット・ノワール(Bourjasotte Noire)。1651年に記される。白、グレーのブリジャソットもあります。スペインではネグロラルゴと呼ばれます。70gの豊産性。良い味でNegro Largo。雨に濡れた状態でも良好な状態を保ちました。(翻訳元のHPが無くなっていました)果皮赤褐色。
ノアールシュクレ
Sucretteのことか?(Sucrette: 仏Baud説明文)時々楽天で販売があるようだ。
ノアールドバルバンターヌ
Noire de Barbentane。(筆者が勝手に日本語化)。BAUD社の品種。プロバンス原産。装飾的な大きな葉が特徴フランス語名はNoire de Barbentane(Noire de Barbentane: Fig4Fun説明文)果実60g。素晴らしい品質と風味。確かlynxで販売があったと思います。(Noire de Barbentane: 仏Baud説明文)アメリカ英語読みはノイレデバーベンテーンあたりか。Noire deBarbentane  Fig Youtube

は行のイチジク

パスティリエ
Pastellere, Hirata Du Japon。ブルームあり。赤黒い果皮。中果。日本から導入された種類と想定される。 (Pastellere: 仏Baud説明文)ナーセリーのHPでは定期的に殺菌剤を散布するとも書かれています。USDAの記録内容によると、パスティリエは実証不能な追加の名称があります。一季なりで目は部分的に閉じています。
パナチー(パナッチ、パナシュ)
Panachee, Tiger。(1)突然変異で黄緑色の果皮に黄色のストライプが入る。果肉はイチゴ色。洋梨状でネックは目立つ。粉状のテクスチャー。葉は斑射りではない。カリフォルニアの愛好家はパナチーの鮮果を素晴らしいと言っている。南部では平凡。(2)中果で印象的な黄色に黄緑の縞模様。アンバーピンクの果肉でおいしい。リッチでグルメでスーパースイート味でベストなイチジクの一つである。ほどほどに遅く熟すので、豊産にするには長期間の温暖を必要とする。魅力的な枝は黄色のストライプを持つ。(Panachee: fig4fun説明文)オークションで2016年に販売を確認。晩生とあったのでとりあえず秋果に分類しました。hawaiifruit.netの評価によると、パナチーの味評価は10段階中の9で、果肉はややリッチタイプで風味はジャム系で営利栽培に適さないとの評価です(この評価は糖度の高さとは無関係です)。アメリカ英語では「パナシュ」と発音か。ConditはPanacheeを平凡で貧産と評価したが、カリフォルニアの愛好家は素晴らしいと評価。サウスジョージアでは非常に貧産。(一部Ray Givan’s Fig Page – Green and Yellow Fig Varietiesより引用。) Panachee fig
ピエドブーフ
Pied De Boueuf。果皮赤茶色(Pied De Boueuf: Fig4Fun)。USDAの記録内容によると、一季目の生産性はなく、二季節目は目が開いています。果皮はグレイのベースカラーにグリーンが入り果肉は赤色です。hawaiifruit.netの評価によると、ピエドブーフの味評価は10段階中の7でややリッチタイプで強いベリー風味です。
ピーターズハニー
Peter's Honey。中果でとても甘い。ポット栽培に向く。果皮は黄緑で暗い琥珀色の果肉。シチリア島原産。緑の果皮。温暖な土地での栽培がベスト。収穫期は8月下旬から。スーパーデリシャスで甘いと書かれている。(Peter's Honey: Fig4Fun説明文)国華園にて入手可能。二季なりかどうかは未確認のため秋果に分類。Peter's Honey Fig Youtube
ビオレソリエス
果皮赤黒い。
ビオレッタ
Biorette。ネグローネと呼ばれる。(Biorette: Fig4Fun説明文
フランダース
Flanders。小果。果皮黄~黄緑。琥珀色の果肉。濃厚で風味豊か。樹勢強い。アメリカの西海岸に適する。 Ira J. Condit(1883-1981)により1975年に発表された。悪天候における裂果への抵抗性をもち非常に生産的である。LYNX-FRUIT STORES.JPによると果重は60g(中果)のようです。 (Flanders:Fig4Fun説明文) USDAの記録内容によると、フランダースは実にすぐれて甘く非常にリッチな風味がすると記されています(Givan, R. 1996)。アドリアチックの系統ではないかと疑われています。夏果の目は閉じ、秋果の目は部分的に閉じています(カリフォルニアでの栽培では)。hawaiifruit.netの評価によると、フランダースの味は10段階中の6で果肉はさっぱりとリッチの中間タイプでベリータイプの風味です。Flanders Youtube
プレコス
小果。豊産性。FIG4FUNにはRECOCE DE RONDE BORDEAUXというよく似たイチジクがインデックスされている。(Precoce de ronde bodeaux: Fig4Fun)辞書によるとprécoceは早熟、つまり早生という意味をもつ。早生ロンドボルドーか。
ベカーヌ
Bécane。果皮黄~黄緑。約40g。樹木径4-6m、樹高3-4m。耐寒性良い。(Bécane: 仏Baud説明文)小果で果皮黄色で果肉はダークでとても早熟。(Becane: Fig4Fun
ホワイトアドリアチック(アドリアチック)
White Adriatic。大きくて丸い果実。赤い果肉と黄緑の果皮。甘く、非常に香りよい。 (White Adriatic: Fig4Fun説明文) USDAの記録内容によると、アドリアチックもまた実証不能なさまざまな類似名があるそうです。黄緑色の果皮に赤い果肉でよい(fine)風味です。中くらいの開いた目です。生食、ジャム、ドライイチジクのどれにも良いです。樹勢旺盛です。アドリアチックの起源はおそらくイタリアですが、イングランドでGrosse Verteとして一般的に知られており一季目の生産性はほとんどないですが二季目は豊産です。毎年加工品に使われています。この品種は有機体(生物)による腐敗の対象となります。目は開いています。hawaiifruit.netの評価によると、アドリアチックの風味は少し甘くさっぱり系。White Adriatic Youtube
ボーンホルムズダイヤモンド(ボンフォルムズダイアモンド)
Bornholm's DiamondまたはBonholm's Diamond。大きな円形のイチジクでジューシー。果皮黄緑に熟すと少し着色する。果長5cm-6cm。果幅4cm-5cm。耐寒性強く-15度まで耐える。果皮が色づいたころが収穫期。7月末~9月中旬。スウェーデン中部では"Precose de Dalmatie"(プレコスドダルマティー)と呼ばれている。しかし私はダルマティーはクロアチアであると考えられると聞いたことがある(原文からの直訳です)。Bornholm島に由来する。国華園にて2015年のカタログで"ボンフォルムズダイアモンド"として入手可能で確か4千円くらいだったような気がします。2016年にはe-フラワーで972円で名前を"ボーンホルムズダイヤモンド"Fig4FunのSyn "Bornholm's Diamond"と同意語を使っての販売を確認。2016年に園芸ネットで2,976円で在庫を確認しました。2017年に国華園で3,500円。(Bonholm's Diamond: Fig4Fun説明文

ら行のイチジク

リサ
Lisa。ニュージーランド発。50~100g。大果。秋果専用。果皮ブラウン。果肉はパールレッドでジューシー。耐寒性は0℃までなので寒さから守らなければならない。Lisa (LISA: Fig4Fun説明文)
レクーバー
Reculver。非常に古くたくさん旅をしてきたイチジク。ローマの占領時代にイギリスのノースケントコーストに持ち込まれました。入植者によってアメリカ南部に持ち込まれミッション駅で発見されました。大果で光沢のある黒皮で果肉はイチゴ色。(Reculver: fig4fun説明文)風味はリッチでおいしい。いったん秋果専用に分類。2016年ガーデンストーリーにて販売を確認。似ている品種にミッションやフランシスカーナなどがあるがミッションはレクーバーと異なりスペインから持ち込まれた品種。Reculver
レディホワイト
Lady's WhiteまたはCol De Dame Blanc。赤肉で果皮黄緑。糖度高い。スペイン原産。強い木。ジャムにすると素晴らしい。なぜなら特別に糖分を含む。LYNX-FRUIT STORES.JPの説明ではサルタンより甘く輸送に耐えると書かれていました。発音はコル・ド・ダム・ブロン(英語ではコルデダムブロンク)が近いか。筆者の栽培経験では夏果(8月末)はねっとりとして琥珀色の果肉で秋果(9月末)は水分が多くイチゴ色の果肉となり熟すと外皮まで湿ってきて雨で裂果し青カビが生えました(バナーネも同様に湿るので消費期限は本日中といったところで販売は厳しい)。11月にも10月から生じた果実が大きくなったレディホワイトが収穫できました。糖度は筆者の鉢植えにおいて24%程度で低くても18%程度で異常気象のせいか二季なりとなりましたので一日中日の当たり雨が当たらない場所での灌漑栽培においてはもう少し糖度が上がるのではないかと思われます。中身はおいしくても見た目の品質は良くないです。完熟すると表面に白い亀裂が入ります。(筆者の見解)Col De Dame Blanc (Col De Dame Blanc: Fig4Fun説明文) (Col De Dame Blanc: 仏Baud説明文)hawaiifruit.netの評価によると、Col de Dameシリーズの味評価は10段階中の7で果肉はリッチで風味は強いベリー風味です。Col De Dame Blanc Youtube
レディグレイ
Lady's Grey。1826年にRissoによって記されました。フランス、スペイン北アフリカで生産。(http://figues-du-monde.com/figuier-col-de-dame-gris/引用元サイト消失)
レディブラック
Lady's Black または Col De Dame Noir。2013年2014年はこれら希少品種の価格は非常に高騰して1万円に近づいていましたが、2015年に2000円に落ち着いたもよう。コル・ド・ダム・ノワール。fig4funによると、Col De Dameはスペインからやって来て、婦人の黒い襟の色から名づけられました。強い木で大きな葉は3から5枚の裂片に分かれています。この晩生の品種はとりわけフランスのオリエンタル州のピレネーで栽培されます。果実は熟すと腐ることなしに、しわが入ります。並外れた糖分を含みますのでジャムにすると素晴らしいです。しかしながら販売に不利な点があります。それは青果として口径(大きさ)が不十分なことです。レディ・ホワイトとレディ・グレイの色は第二のレディ・ブラックの色です。(Col De Dame Noir: Fig4Fun説明文)
ロンドボルドー
Ronde de Bordeaux。小果。果皮は赤黒紫。風味優れる。樹勢強く幼木から生産可能。寒い気候に適する。(Ronde de Bordeaux: Fig4Fun説明文) (Ronde de Bordeaux: 仏Baud説明文)(筆者コメント:外観たいへん美麗だが小果であるのが残念)  ロンドボルドー Youtube
早生日本種(蓬莱柿)
パンや菓子などの加工販売にも向く。蓬莱柿もまた17世紀に中国から輸入されたから輸入イチジク。

※収穫を遅らせたり、干して水分を抜くとどれでも高糖度になる。

参考・引用元

未整理の項目 海外のみの品種(筆者が注目している品種)

Wuhan・・・中国原産で目が閉じており日本には無い組み合わせの紫皮黄肉のイチジク
Scott’s Black・・・LSUがリリースしたイチジク。
Italian-258 I-258Italian-258 I-258 Youtube・・・
Carifornia Brown・・・大果で茶紫の果皮で風味がよい。果実は洋梨型で時々細長くなり首の長さはまちまち。カリフォルニアによく適応する。寒さに弱く、暖地向きである。琥珀~ピンク色の果肉。
Smith Smith Fig Youtube・・・裂果なく風味良い。ナーセリーが形容するにはルイジアナ州の家宝とも。目は閉じ裂果に抵抗性があり腐敗耐性がありとても甘い。ウマミある。10~15ドルくらい。

その他筆者からのコメント

動画を見てるとどうやらアメリカ人はNoire de ~をノイレ・デと読んでるようだ。甘さを評価する際に、ブラウンシュガー、ストロベリー、ジャム、ハニー、フィギーなどと形容しているようだ。イチジクでは伝統的な舶来品種といえば、蓬莱柿、国産品種といえば、姫蓬莱、とよみつひめといったところでしょうか。

イチジクの風味の評価について

イチジクは果肉がさっぱり系とリッチ系といった食感と、いくつかの風味(イチゴ、ハニー、ベリー、ジャム、メロン、シュガー、マイルド、イチジクなど)に分けられます。

暇つぶしの読み物、イチジク関連(英語)

イチジクの目が閉じている品種一覧

イチジクの目が閉じているという情報を集めてみました。日本の気候では閉じているという保証はまったくありません。

  • アルマ…樹液(ハニーデュー)を伴うが目が閉じている。
  • ウーハン(Wuhan)…目が閉じている。
  • セレスト…目は閉じている。
  • シャンパーニュ…部分的に目は閉じている。
  • グリーンイスキア…目は閉じている。USDAの記録内容によると、実証不能な追加の名称があります。一季目はほとんど実りがなく、二季目の目は開いています。fig4funによると、草緑色の皮に暗い赤色の果肉で目はまあまあ閉じています。(Green Ischia: fig4fun説明文
  • イタリアンハニー…閉じているが樹液(ハニーデュー)が出ている。
  • フランダース…雨天の耐性強いと考えられる。
  • ロングドゥート…二季目は閉じられている。
  • LSUゴールド…目は閉じている。
  • LSUパープル…目は閉じている。
  • LSUエバービーリング…目は閉じている。
  • オルーク…部分的に目は閉じている。
  • サルタン…目は閉じている。
  • ホワイトアドリアチック…目は閉じている。
  • Smith…目は閉じている。

イチジクの同一品種について

イチジクは一つの品種でも別名があります。実際に同一品種別名のイチジクを調べてみましたので、品種かぶりの参考になるかわかりませんけどリストアップしてみました。ただし、同一品種扱いでも本当に同じかどうかはまったくわかりませんのでそこはご了承ください。

  • ホワイトマルセイユ=ラッタルラ=イタリアンハニー=ブランシュ=レモン
  • ブラックミッション=ビールズブラック=ネグローネ=ビオレット・ド・ボルドー
  • ブラウンターキー=アビクノワール=ネグロラルゴ=サンピエトロ
  • セレストブルー=ビオレッタ
  • メアリーレーン・シードレス=ジェリー
  • アーチペル=オズボーン・プロリフィック

こうしてみてみると、もしこれらが同一品種であるとしたら、見たことのない品種であるかのような演出をして高値で苗木を販売している店もあるかもしれませんね。

イチジクの小さな品種について

イチジクの通販で間違って買ってしまいそうな品種をリストアップしました。あまりに小さすぎて、がっかりすることもあるでしょう。プランター栽培では極小果のイチジクは大歓迎です。

  • LSU Everbearing
  • LSU パープル
  • セレスト
  • イスキア
  • ブラックイスキア
  • クインタ(おそらく)

Ira J. Condit博士について

Ira Judson Condit (1883–1981) はアメリカの園芸家でイチジクやオリーブ、アボカドなどの亜熱帯の果樹を研究していました。

Ira J. Conditは1883年の11月18日にオハイオ州のジャージーで生まれ1990年にGranville High Schoolを卒業しました。彼はオハイオ州立大学(Ohio State University)に行き、1905年ににB.S(Bachelor of Science、自然科学の学士に相当)の学位を受け取りました。その後10年をさまざまなハイドロカルチャー関連の仕事で働き彼は大学に戻ってきて1928年にカリフォルニア大学(University of California)からM.S.(Master of Science、サイエンスの修士に相当)の学位を受けました。1932年にはスタンフォード大学(Stanford University)でPh.D.(Physical Doctor、博士号に相当)を授かりました。

コンディット博士は大学を去った後の最初の1年目はワシントンD.C.のUSDA(アメリカ農務省)のDivision of Entomologyで過ごしました。1907年から1912年の間、彼はサンルイスオビスポ(San Luis Obispo)のカリフォルニア園芸職業訓練校(California Polytechnic School)でインストラクターをしていました。その時彼はCaroline Callenderと出合い1912年の6月に(28歳で)結婚しました。

1913年、コンディット博士はカリフォルニアのバークレーに移り農業大学(College of Agriculture)で柑橘類栽培の教授のアシスタントをしていました。彼が亜熱帯の果樹の研究をはじめ、1915年にビワとアボカドの調査研究論文を、1919年にはキャロブと柿についての研究論文を続いて発表しました。

以降は翻訳途中の原文(Wikipedia)です。ちょっと忙しいので翻訳は中断さします。
He kept track of avocado cultivars in the state, and these efforts, together with his avocado report, were instrumental in helping to establish the economically important California avocado industry.[1] For many years he also investigated problems arising from olive culture in California. The edible fig was one of the important objects of Ira Condit's research. Condit is best known today for his work on the large genus Ficus, which includes the edible fig. He wrote early reports on caprifigs (so-called inedible figs), the Kadota fig, and general fig culture.[2] After World War I, Condit took a job as horticulturist for the planned J.C. Forkner Fig Gardens, a combination fig ranch and real-estate development project in Fresno, California, that collapsed in the Great Depression. He later served for four years as horticulturist to the California Peach and Fig Growers Association. In 1923, the growers association sent him to Europe to learn about the fig industries of Algeria, Italy, Greece, Turkey, France, Spain and Portugal. In 1935, Condit joined the University of California Citrus Experiment Station in Riverside as Associate Professor and Associate Subtropical Horticulturist. He remained there for many years studying the morphology of the fig flower, fig nomenclature and climatic adaptation, and fig breeding, and he wrote cytological studies of over 30 Ficus species. Among those he studied were Ficus carica (the edible fig), F. benjamina (weeping fig) and F. elastica (rubber plant). In 1947 he published The Fig, his comprehensive monograph on the subject. In 1934-35, Condit was visiting professor at Lingnan University in Canton, China, and also visited the Philippines, Formosa, Japan, and Hawaii. He served as the editor of the Subtropical and Tropical Pomology section of Biological Abstracts, and he was a member of the American Association for the Advancement of Science, the American Society of Horticultural Science, and the California Botanical Society. Condit retired from UC Riverside in 1951 and died in Santa Barbara, California in 1981 at the age of 97. A collection of his papers is held by the Riverside Public Library.

メモ

アップデート情報:ちょっと無理して翻訳し直し内容を追加しました。種類が多すぎてもうお手上げ\(^o^)/以前より少し英語力がアップしたみたいです。でもやっぱり間違ってました!小遣い稼ぎのリンクは多めに見てください^^;個人の研究にかかった時間と比べると全然赤字ですので安心してください。ほとんど誰もこのリンクから買う人はいないみたいなのでご安心を。

※矛盾した記述もそのまま両方記しました。じぶんで単語を調べて翻訳したので非常に低品質で信用に欠ける内容ですのでコピーしたりメモったりして誤ったまま役立てないようにしましょう( ^)o(^ )。実は英検2級の低レベルです(汗)1級勉強しよーと思って本買って毎日リスニングを1時間以上続けて5年以上も経ってます・・・でも老化したのか30越えたら馬の耳に念仏。

※筆者はただの素人でありイチジクマニアではありませんので、内容に間違いがあるかと思います。このページを作るために人生の一部を切り取り執筆に何年もかかってイチジクの奥ゆかしさについてお伝えを試みてもいまだ完成を見ていない不確かな定義集でありくれぐれも内容をパクらないようにお願いします。著作権は筆者だけでなく、引用元の方々にもありますので。

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蓬莱柿は原材料にこだわった菓子職人の受けが良い品種です。日本種とありますが、中国からの輸入種であり日本種というキャッチコピーに騙されて勘違いしている人が多い。

ご注意

あくまで個人の趣味のページですのでお商売には内容を使わないでください。引用を明言せずに利用することも違反です。たまに大きく間違えています。英語は辞書で直接翻訳しフランス語は翻訳機を通しましたので翻訳した日本語の著作権(というものかわかりませんが)の一部は筆者にあります。引用元は文末に記述。特別記載のないものはショッピングサイトより引用しました。国内の情報と特徴が一致しないもの、同名でもまったく別品種と思われる違いがありました。二季なり・四季なり性についての海外の説明文は必ずしも日本には当てはまらないかもしれません。

私はど素人なので情報の内容に誤りがあるかと思いますので、情報を閲覧する際には十分ご注意ください。尚、Fig4FunにあるSYN(synonym、同義語・類義語は調べたところ、完全に別品種も含まれているため似ているというだけで同一品種ではないと筆者は解釈しています。いくつか日本語訳にない英語は熟考して別の専門用語に置き換えて訳しました。目が閉じているかどうかは栽培地での報告であり日本で同じになるとは限りません。

更新履歴
2018年10月31日: マドレーヌを追加、久留米を秋果に分類し直しました。 2017年9月8日:コンディット博士について調査を開始しました。 2016年12月14日:心機一転、ページURLを移動しました。 2016年12月13日:内容はそのままに、より正確な表記に改めました。

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